2016年の中2生からの報告です。
入塾当初は、国語大の苦手で、勉強をするのも嫌だから点数もあがらず、点数もあがらないから勉強をしたくないという負のスパイラルでした。
ただ、それにも理由がありました。
彼女の学校は中高一貫校の偏差値も65を超える学校でした。よって、教科書は普通であれば高校生で使用する評論集を使っており、難易度は高い上に、一度つまずいてしまうと、どう対策してテストに臨めばいいのか、全くわからないような状態でした。
なので、最初は無理して難しい問題集を使わずに、普通の公立の中学生が取り組むようなレベルに落とし、「自分にあった問題レベルならできる」という自信と、「こう解いたら正解になる」という成功体験を積んでもらいました。
そこから徐々に問題の難易度を上げていき、テスト直前には学校の教材を用いて演習を行いました。
国語に限らず何をするにも、その対象が「嫌い」「苦手」という意識が先行し、勉強が億劫になってしまう方が多くいます。
ですが、しっかり自分のレベルに合った問題に取り組み、「できる」体験を積み重ねていくことで、だんだん「嫌い」から「楽しい」に感情がうつっていきます。そうなると、自分から「わかろう」とする自発性が生まれ、学習の姿勢が積極的になることが多いです。
「先生できたよ!」とテストの答案用紙を持ってきてくれる姿に、いつも喜びを感じます。